弊社代表菊池が ❛季刊レジャーホテル ❜ のインタビューページにて掲載されました。
入社前のキャリアからマークス入社後の人を活かした組織づくりの実現、そして今後の事業展開まで、1ページでは収まり切れない代表のインタビューページになっております。
スタッフ全員に具体的な役割と責任を与え、人を活かした組織を作る
大きな設備投資を行わなくても売上は伸びます!
私がもっとも注力したのは、人を活かした組織づくりです。もともとレジャーホテルのスタッフの多くは、好んでこの仕事を選んだわけではありません。そうしたスタッフのモチベーションをいかにあげていくか。私は、自分が担当する運営受託ホテルのスタッフと日頃からコミュニケーションを密にとり、個々のスタッフの仕事に対する思いや、困りごとなどを把握したうえで、適材適所の人材配置を行ない、同時に“ホテルの売上げを伸ばす”という目標をスタッフと共有するよう努めました。
また、当時の私の担当店舗のなかで独自の昇格システムを構築しました。マークスは現在、キャリアパスと呼ばれる昇格システムを全社的に導入していますが、私はその導入前から独自のシステムを考案、実践していました。多くのスタッフは、役割を与えられ、その成果をきちんと評価すれば、自ら進んで仕事に取り組んでくれるものです。
同時に、女性が大半を占めるホテルスタッフが少しでも長く働けるような環境整備にも注力しました。若い子育て世代の女性スタッフでも仕事と家庭の両立が図れるよう、ベテランの女性スタッフのスキルアップを図り、それまで彼女たちが苦手としていたパソコン操作なども覚えてもらいました。個々の能力をスキルアップすることでお互いをサポートすることができ、結果的に定着率の向上につながると考えたのです。
大きな設備投資を行なわなくても、客室を清潔に保ち、お客さまに喜んでもらえるように、装飾や演出面にちょっとした工夫を施すこで、お客さまに相応の単価を払って利用していただけます。
ただし、そうした空間演出や客室清掃は、マンパワーがあってはじめて実現できるものであり、やはり最終的には“人を活かした組織づくり”が重要になります。客室清掃や空間演出、飲食メニュー開発など、スタッフ全員に具体的な役割と責任を与えて、きちんと機能する組織をつくることでそのホテルは活性化し、リニューアルなどの大きな投資を行なわないなかで、売上げを5〜 10%伸ばした事例も多くあります。
事業としてはレジャーホテルだけに固執せず、ビジネスホテルやシティホテルの分野にも手を広げていきたいと考えています。一方で、弊社のホテル運営で鍛えられたスタッフのスキルを、幅広い分野で活用できるような、ビルメンテナンス事業などの展開も計画中です。
もちろんレジャーホテルの運営受託も可能な限り手を広げていきますし、運営だけでなく、経営全体を弊社で一貫して請け負うようなスタイルにも着手しています。レジャーホテルオーナーの高齢化が進み、事業継承の問題が表面化しているなか、オーナーさまが理想とするかたちでホテル経営のお手伝いができればと考えています。